2015年9月13日日曜日

生まれてすぐに脳出血『重度障害マー君の無限の可能性』

この日から新たに
マー君が仲間入りしました。
特注の車いすに乗るマー君

マー君は超未熟児で誕生し
命は一週間持つか・・・
助かっても一生障害が残るでしょう・・・
と言われていました。

生まれて数か月後には
脳出血や脳水頭症も
患いました。

そのマー君がたくさんの人の
愛に支えられ20歳になり
奇跡の復活研究所
出会われたのです。

堀尾はそんなマー君に
「僕から見てマー君が歩けないという
条件が見つからない」といって
マー君と3年間関わらせて欲しいと
申し出ました。

前日にお宅にお邪魔した際には
にこにこと笑顔を見せてくれるものの
おとなしい印象でしたが
この日ちこり村に到着すると
特注の車椅子に乗せてもらい
玄関先の五平餅を売っているかたに
大きな声で「おはようございます!」
とあいさつしていました。

今日はまずこの場に慣れてもらって
自分で手摺につかまり車いすを乗り換える
車いすの訓練をすることで
歩けるようになることを知ってもらう。
車いすの訓練は楽しい!ということを
感じてもらうのが目的でした。

マー君の車いすは片手でタイヤを
回せば両輪が同時に動く仕様のものなので
普通の車いすに移動してもらいました。

付き添われた祖父母であるSさん夫婦は
自分で立とうとするマー君がみられた
だけでもうれしそうです。

しかし、普通の車いすに移乗すると
マー君の細い足はぴんぴんに伸び
車椅子を漕ぐどころではありません。

これは前途多難、車椅子改造の
話まで出ましたが

「マー君足曲げてごらん」というと

両足一緒に一生懸命足を曲げます。
ぴんぴんに伸びた足

すると、ちゃんと足が床に着くでは
ないですか!

この後何度も足を曲げたり伸ばしたりが
できました。

これにはSさんご夫婦も信じられない!
といったご様子でした。

昨日までマー君の足は
胴体から伸びている体の一部と
いう感じで自宅では
匍匐前進のようにして移動していたのが
今日は歩くことを期待された
機能を持った”足”に見えました。

それに今まで車いすから
倒れないように全身
固定していたのが
全く固定しなくても3時間ぐらい
過ごすことができ
これにもSさん夫婦はよろこんで
いらっしゃいました。

この日マー君に何か教えたわけでは
足が床にペタンと着く
ありません。

マー君は”重度の障害で歩くことが
困難な子”という見方から
”無限の可能性を秘めた青年”という
見方に変えただけなのです。

これからマー君の成長を
みんなで見守っていきましょう・・・


マー君の成長が気になる方はこちら
↓ ↓ ↓
『マー君の無限の可能性・・・2』





2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

マーくんは大変楽しみです。
人間は過去の記憶にがんじがらめに縛られている…というのは、20世紀初頭のフランス哲学者ベルクソンの言葉です。
「やれない、できない」という思い込みを外してあげるだけで、人間は変わる。
そのことの貴重な実証例だと思います。
いい文章でした。

柱千本の家 さんのコメント...

私も意識だけでこんなに変わるものかと
びっくりしています。
これからマー君の成長が大勢の方の希望になることでしょう・・・